01 名前:山口達郎 投稿日:2005/08/30(Tue) 15:13 No.366
今発売されているのは、直木賞受賞作掲載の九月号ですが、7月10日発売の8月号には、「本屋の娘と息子の至福の読書」と題する対談が掲載されてます。娘は作家の林真理子さんで、息子は名古屋市中川区にある正進堂さんの次男で、伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎氏です。 本屋関係者が読んでも、「成る程!」と共感を覚える箇所が一杯ありまして、一気に読みきってしまいます。 付録の事、送りつけ商品の返品作り等、我々の日常が活字として目に入ってきます。残念ながら、林さんの実家は本屋を閉めています。 9月には、文春より「まずは社長が辞めなさい」が文庫化されます。 上記の丹羽氏と学者の伊丹敬之氏の対談ですが、単行本は大学の後輩が 経営し、蹉跌を味わった「四谷ラウンド」から出ていました。 愛知県の本屋の子息が、商社トップとして頑張っています。お客様に 薦めると共に、自らも購入してじっくりと味わって見て下さい。
02 名前:山口達郎 投稿日:3/15-13:08 No.507
丹羽氏の伊藤忠に関連した話題です。 二代前の日書連会長 萬田貴久氏は、元三井物産勤務の後、書店を継がれたそうです。 修行先の後輩で、福島県の書店主の弟さんが歯科医をされています。 正しく、勝者もあれば敗者もある訳ですが、書店はドッチかな?
ある書店人は、「正=プラス」の産業で、社会的には評価が高いものの、医者や弁護士は「負=マイナス」の産業と評しています。病気やトラブルといったマイナス要員があって初めて食い扶持が確保される職業ですから言い得て妙です。 それで『書店は清貧に甘んじるべき』という論理が成り立つのでしょうか?
清貧に甘んじたくても、売りたい本すら中々来ない。その結果、容易に仕入れ可能な、アダルト 本を柱にした商品構成にして、止む無く「性」の産業として生き残りを図る。 結果、間接的かつ迂回ではあるが、少子化対策の一助にはなり、未来永劫、『孫に本を贈る』運動の縁の下の力持ちとなる⇒これを称して、『性食者』 誇りを持とう!
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