01 名前:山口達郎 投稿日:2003/09/08(Mon) 18:13 No.202
今月に入り、岐阜氏の大衆書房さん、滋賀県草津市の村岡光文堂さんと、老舗が相次いで業界から姿を消した。 ここ数年、店頭でも「自己破産」や「民事再生」と言った書名の本が多く見られ、それなりの売れ行きを示していました。当然の如く、書店主として、支払いが滞り傾向になれば、嫌でも眼を通してしまうのは無理からぬ事でしょう。 最近では、弁護士の広告が解禁となって、都内の地下鉄車内広告でも 『気軽にご相談下さい!』や『債権処理 一件XX万円』などが目立つようになった。 一種の蟻地獄に陥ったオーナーとしては、「今だったら!」とゆう自身の声に負けてしまい、「自己破産を伴う商いの休止」を決断実行してしまうのではないか? 町内で手広く不動産業を営んでいた知り合いが先々月、倒産・自己破産を行なった。その母親に偶然会ったら、「これで息子もスッキリして前向きに暮らせる。」とサバサバしていたので拍子抜け。 ダイヤモンド社の小冊子「経8月号」に、『自己破産21万人超』の ウラにあるものと題する文章で、「自己破産の急増の隠された理由には 実は弁護士が安易に自己破産を勧め過ぎた結果である。しかし、弁護士が特定調停(債務者を安価で救済する制度)を選択せず、儲かる任意整理や自己破産を選択をしてしまうのは、手間が少なく収入が良いとゆう 現実から致し方無い面もある。」 ある書店主(名古屋市内)は、医者や弁護士は「負の産業」と表していたが、この辺の経緯の接すると、言い得て妙だと思う。(彼は、書店は「正の産業」と自負しています。)
ここで、関連本をお勧めしましょう! 『元サラ金取り立てナンバーワンが書いた自己破産をせずに借金を返す法』 「特定調停」があなたを救う! 著者 金森重樹+金森信二郎 出版社 ダイヤモンド社 本体1,300円 4-478-79055-8 法律家(行政書士)の兄と元サラ金のトップ取り立て屋だった弟の 共著である。相手が街金やサラ金なので、品の良い業界内部者との関係には応用できないかも知れません。
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